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榊原 杏奈

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難しさの象徴だった“セキュリティ”を、誰もが使える道具に

幸松 哲也

LRM株式会社
代表取締役CEO

バーテンダー経験から「自分の人生を創る」選択を志し、現場主義で走り続けてきた幸松社長。これからの時代に求められる“ちょうどいい”セキュリティのあり方を模索中。

専門知識がなくても企業を守れる仕組みを形にし、“日本で一番身近なセキュリティ会社”を目指して挑戦を続けています。

​経歴

1976年兵庫県出身、徳島大学工学部卒業。

情報経営イノベーション専門職大学 客員教員

新卒でTIS株式会社に入社、システム開発の提案から開発、運用保守まで担当する。その後、外資系IT企業、システム会社を経て2006年12月にLRM株式会社を設立、現在に至る。

 

15年以上、ISMSやPマークの情報セキュリティコンサルタントとして活躍。同時に、7年間に渡りISMS認証審査機関において、主任審査員として審査業務に従事してきた。

2020年3月に幻冬舎より「そのセキュリティ対策が会社を潰す」を出版。

2021年より情報経営イノベーション専門職大学 客員教員に着任

人生を“選ばされる”側から、“選ぶ”側へ。バーのカウンターで芽生えた決意

僕は進学校から国立大学へと進んだ、いわゆる「お勉強コース」の人生を歩んでいました。周囲も同じように就職を当然と考える環境で育ち、企業に勤めて働くことが自然な流れだと信じていました。

 

そんな中、大学時代に始めたバーテンダーのアルバイトが、僕の価値観を大きく揺さぶりました。個人経営のバーでオーナーと深く関わり、「自分で仕事を創る」人々と出会ったことで、彼らの自由な働き方に強く惹かれました。いつしか僕も、「自分の人生を自分で選びたい」と感じるようになったのです。

 

しかし、すぐに起業するのではなく、まずはIT企業に就職。そして27〜28歳の頃、業界の将来性と競合の少なさを見越して、戦略的に情報セキュリティの道へ進みました。業界では形式的な対策が横行していた中で、僕は「顧客のビジネスを守る手段としてのセキュリティ」にこだわりました。

 

クライアント企業に寄り添って実践的な提案を行ううちに、「現実的で助かる」と共感を得るようになり、自信と手応えが生まれていきました。

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「セキュリティを民主化する」――情報セキュリティにかけた起業家の決意

僕は「情報セキュリティをもっと身近にしたい」という思いで、LRM株式会社を立ち上げました。セキュリティは、どうしても“堅苦しくて難しいもの”というイメージが強く、一般の中小企業にとっては敷居の高い存在です。しかし、日々の業務や事業成長に直結する大切な基盤であるということを、もっと多くの人に伝えたいと考えています。

 

そのために僕たちは、単なるコンサルティングだけでなく、クラウド型のセキュリティ教育ツール「セキュリオ」を開発しました。セキュリティ教育を高度化・効率化し、専門知識がなくても社員のセキュリティリテラシー向上が可能な仕組みを整えることで、多くの企業が「できる、続けられる」と実感できるようにしています。

 

また、セキュリティの取り組みを単なる義務で終わらせるのではなく、社員が誇りを持って働ける環境づくりにもつなげたいと考えています。コンプライアンスの徹底や情報管理の精度向上は、結果的に社内の信頼関係や仕事の質の向上にも寄与するからです。

 

僕自身、日々の業務の中でも「本当に価値のあることをしているか?」と自問自答しながら、チームと共に、「セキュリティの民主化」に挑んでいます。

 

僕たちの組織は、上下関係に縛られないフラットな構造を大切にしています。役職にとらわれず意見が言い合える文化は、スピード感ある意思決定と柔軟な発想を支えています。誰もが主体的に考え、行動できることが、僕たちの成長の原動力となっています。

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“ちょうどいい”セキュリティで、日本一身近な存在に

これから僕たちが取り組んでいくのは、「Security Diet(セキュリティダイエット)」の実現です。この言葉は僕の造語で、理想の体型が人それぞれであるように、セキュリティにも企業ごとの最適なバランスがあるという考え方に基づいています。がんじがらめの過剰な対策も、何もしていない無防備な状態も、どちらも健全とは言えません。

 

だからこそ、僕たちは業務効率とセキュリティの両立を目指し、それぞれの企業に合った「ちょうどいい」セキュリティ体制を共に築いていきたいのです。その手段として、SaaSを活用したセキュリティ訓練の自動化や、個別最適化されたeラーニングの提供を進めています。部署や経験年数によって必要な学びが異なる現場に合わせて、最適な教材や教育のタイミングをパーソナライズし、セキュリティ担当者の負担を限りなく減らす仕組みを整えています。

 

また、僕たちの目標は「日本で一番身近なセキュリティ会社」になることです。セキュリティのことで何か困ったときに、まず思い出してもらえる存在になりたい。名刺一枚の扱い方に迷ったとき、気軽に相談できるようなサービスを目指しています。

 

そして、その実現のためには、さらなる認知拡大と信頼の獲得が必要です。だからこそ、上場を見据えた成長戦略を描いています。僕個人としては、会社が持続的に成長し続けるためには、いずれ自分自身が第一線から退くことも必要だと考えています。

 

組織の未来を支えるために、今からフラットな組織体制を築き、誰が舵を取っても進める船にしておきたい。LRMという会社が、僕の手を離れた後も、社会に価値を提供し続けられるように。

 

僕はこれからも、情報セキュリティの課題に向き合いながら、現場と共に、柔軟で実践的な挑戦を続けていきます。

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学生であるあなたへ

僕は、特別なスキルや専門知識がなくても挑戦できるビジネスがあると信じています。セキュリティという分野は、確かに技術的に見えるかもしれませんが、僕たちのサービスは“普通の人”でも取り組める実践型の仕事です。

だから、「自分には何もない」と感じている学生こそ、ぜひ一歩を踏み出してみてほしい。やる気や素直さ、成長したいという意欲があれば、十分すぎるほどの武器になります。

 

僕たちLRMは、上場を目指して急成長を続けている会社です。だからこそ、変化に柔軟で、スピード感を楽しめる人、そして新しい働き方にワクワクできる人にとっては、刺激的な環境だと思います。逆に、安定を第一に考える人や、同じ場所で長く働くことに安心を感じる人には、合わないかもしれません。

 

「やってみたいけど自信がない」そんな気持ちを抱えている人へ。僕自身もそうでした。だからこそ伝えたいのは、何かを始めるのに“完璧な準備”なんて必要ないということです。

 

カバン持ちという貴重な体験を通して、未知の世界を知り、自分の可能性を広げてみてください。皆さんの中にある“まだ知らない力”と出会えるはずです

「カバン持ち」で得られる体験

僕の「カバン持ち」として参加してくれる学生には、こんな体験をしてもらいたいと考えています。

・リアルな社内外ミーティングへの同行

・展示会やイベントへの同行

・社長が主催する合宿や戦略会議への参加

・関西経営者との“オフレコ飲み会”に同席

・社員へのインタビューを通じた組織文化の理解

是非あなたのチャレンジをお待ちしています!

会社概要

会社名

LRM株式会社

所在地

​代表者

事業内容

兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル5F

代表取締役CEO 幸松 哲也

・セキュリティコンサルティング

・セキュリティサービス

設立

従業員数

Web

2006年12月

89名

LRM株式会社は、神戸に本社を構える、2006年に設立されたセキュリティ会社です。ISMSやPマークの取得支援をはじめとするセキュリティコンサルティングに加え、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を開発・提供しています。大企業から中小企業に至るまで、誰でも手軽に、高水準のセキュリティ教育を実施できる仕組みを提供しています。専門知識がなくても運用できるシステムと、実践的で柔軟な支援により、同社が提唱する「Security Diet(セキュリティダイエット)」の実現をサポートします。現在はIPO(株式上場)も視野に入れながら、「日本で一番身近なセキュリティ会社」を目指しています

​主催

運営

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〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通

5丁目10-1

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兵庫県産業労働部

新産業課

新産業創造班

〒153-0063

東京都目黒区目黒2-11-3-2F

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株式会社カバン持ち

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